加圧給水ポンプ圧力タンク交換作業

今回は、学生寮の加圧給水ポンプ圧力タンク交換作業をご紹介します。
こちらの学生寮は弊社にて、受変電設備、熱源設備、給排水設備、消防設備の各設備点検及び修理、保全業務を行っています。

・加圧給水ポンプユニット

加圧給水ポンプ仕様表
電圧:三相200V
給水量:450ℓ/min
全揚程:62m
出力:5.5kw

こちらの加圧給水ポンプユニットにはポンプが2台あり自動交互運転を行っております。
点検時にポンプ発停の間隙が短く、発停を繰り返していましたので調査したところ、圧力タンク内のダイヤフラムが破損していることが判明し圧力タンクの交換作業を実施致しました。

今回交換した圧力タンクになります。
外観では特に問題が無いよう見られますがタンク内部のダイヤフラムが破損しています。

ダイヤフラムが破損している証拠として空気封入口の虫ピンから正常であれば、空気が出ますが上記写真のように、水が出てしまっている場合はダイヤフラムが破損しています。

まずタンク内の水を抜く作業を実施します。

タンク内の水が抜けたことを確認し配管の取外し後圧力タンクを撤去します。足場が悪いので慎重に作業を行いました。


新圧力タンク旧圧力タンク

こちらが新旧圧力タンクの写真になります。
圧力タンクは受注生産品ですので、選定する際はタンク内容積と封入圧を間違ないよう気をつけます。

撤去した逆の手順にて圧力タンクの取付を実施しタンク内に給水します。

タンクに給水後、ポンプの試運転を行い異常なポンプの発停は無くなり、圧力制御が行われていることが確認出来ましたので作業終了となります。

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