愛媛県 東プレ製直膨型空調機調査及び修理

弊社は東プレ㈱のサービス指定店であるため、全国の様々な施設に納入されている
空調機の不具合診断や修理を行っています。
今回は愛媛県にある某病院で空調機の故障が発生し、大至急修理してほしいとの
ご依頼をいただきました。普段は営業を担当していますが、お客様の悩みを解消する
ためなら遠隔地でも飛んで行き、作業を行ないます。
それでご満足いただけたら仕事のやり甲斐にも繋がると考えています。

室外機の運転状態チェック室外機の運転状態を各数値でチェックしています。
低圧圧力が低く、高圧圧力が高いという運転状態です。
吐出管温度も高い状況です。
一見すると冷媒不足の症状に似ていますが、圧縮機に還る冷媒量が減少している状態です。
このままでは、圧縮機のインターナルサーモ等が作動し、異常停止してしまいます。

室内機室内機です。
10馬力3管式を採用しています。
圧縮機に還る冷媒量が少ない原因は、再熱コイル用の膨張弁が原因であることが判りました。
運転データから8個ある膨張弁の内、1つの不具合を特定することが出来ました。

配管内のフロンガスを抜いて作業膨張弁のモーター部ではなく、本体部分が故障している為、
一旦配管内のフロンガスを抜いて作業します。

膨張弁本体交換後膨張弁本体交換後です。
銅管をろう付けしています。
作業は地元の工事業者様に協力して頂きました。

モーター部を取り付けて取替完了モーター部を取り付けて取替完了です。
その他にも膨張弁の微調整や、ファンインバータの周波数調整を行ない、
空調機の状態は正常に回復しました。
調査当日に修理を終えられたことが何よりでした。

屋上からの景色屋上からの景色です。
仕事が上手く行くと景色も綺麗に見えるものです。
これからも良い景色が見られるよう、日々技術向上に努め、
お客様にご安心をお届けしたいと思います。

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