某大学実験室系統の空調機用排風機分解整備作業

今回は、某大学実験室系統の空調機用排風機分解整備作業をご紹介します。
こちらの某大学は弊社にて、受変電設備、熱源設備、給排水設備、消防設備の点検及び
修理、保全業務を行っています。

・整備をする排風機

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設置排風機の簡易説明

電源:三相200V
出力:3.7kw
風量:6000㎤/h
静圧:650pa

こちらの排風機は24時間運転の為、モータベアリング及びファン軸受ユニット部品の経年劣化によりが異音が発生しており、実験室の使用していない春休み期間に分解整備作業を実施いたしました。

image2ケーシングを取り外した状態
image3ギヤプーラーと呼ばれる工具でモーター側のプーリを脱着します。
image4モーター内部を分解した所になります。
(清掃及び塗装前)
image5モーター内部を清掃及び塗装ベアリングを交換実施。
image6モーター内部に絶縁ワニス塗装を実施中
image7ケーシングの塗装作業
image8モーター側の整備が終わり復旧
image9ファン側も同様に工具にて脱着をします。
image10ファン側軸受ユニット取外し
image11新旧軸受ユニット旧軸受ユニットのベアリングは固着気味でしたので電流値も上がっている状態でした。
image12ファン、モーター分解整備後
image13新軸受ユニット 取付
image14整備後に芯出し作業を行います。
芯がずれたまま運転しますと、軸受に異常振動が発生したり、Vベルト、プーリ、軸受の耐久性が低下します。
image15絶縁抵抗測定
image17今回の発生材になります。
image16試運転を行い特に問題なく作業は終了

弊社はオペレーション以外にも、このような整備業務も行っております。
簡単ではありますが、排風機の分解整備及び消耗部品の交換作業になります。

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