今回は都内にある大手企業様からのご依頼で、オフィスビル内の全熱交換器のメンテナンスを行いましたので、ご紹介いたします。 全熱交換器とは、換気によって失われる室内の熱を、給気する新鮮な空気に移す事で、温度変化を最小限に抑える省エネルギーの換気システムです。 また冬場は室内の乾燥を防ぐために、加湿により快適な湿度に整えた空気を送り込むことも出来ます。

①加湿エレメントと呼ばれる水を浸透させるフィルターは、交換しないと不純物が溜まってしまい、カビや異臭の原因にもなりますので、汚れたフィルターの交換作業をしていきます。
右が機械から取り出した古い加湿エレメント(白い汚れが目立っています)、左が新しいエレメントです。

②枠組みは再利用するため、一つ一つ丁寧に外していきます。
全熱交換器は天井内に設置されている事が多く普段は見えない部分ですので、異臭がして初めて汚れに気が付くこともあります。

③外した枠組みに新しい加湿エレメントを取り付けていきます。
使用環境によりますが、一般的に3年から7年の周期で交換となります。

④綺麗になった加湿エレメントを、全熱交換器に戻します。
今回は建物内にある約100台の全熱交換器の加湿エレメントを全て交換し、作業が完了しました。
城南サービスでは、省エネルギーにも力を入れています。ビルや公共施設への電気、空調、給排水設備工事を基本として、エネルギーの無駄削減のためのメンテナンス業務など幅広く行っています。お客様にとって快適な環境をご提供いたしますので、どうぞお気軽にご相談ください。