ここ数年、建物設備(電気・空調・衛生・エレベーター等)のあらゆるコストが大幅に高騰しています。
理由として様々なことが考えられますが、今回はその現状と今後の対策を考えてみましょう。
【現在の状況】
① 資材価格の高騰
鉄鋼・銅・アルミ・樹脂などの価格が軒並み上昇したため、大きく関係する資材(電線、配管、空調ユニット等)が高騰し、コスト全体を押し上げています。
設備工事は材料費の割合が高いので、影響が直撃しています。
② 円安による輸入設備の値上がり
設備機器は輸入比率が高く、特に空調ポンプや制御盤、電気設備の電子部品など、円安の影響で輸入価格が跳ね上がっています。
③ 労務費の上昇
電気工事や空調配管工などの設備職人は、特に人手不足が深刻です。
現場の高齢化や若手の入職者が少ないこと、更に働き方改革による残業規制で、結果的に人件費が右肩上がりになっています。
④ 半導体不足、物流混乱による納期遅延
空調機器や制御盤、照明器具など部品調達の遅れが発生しています。
設備工事は「資材・半導体の依存度」が高いので、納期遅延で追加の費用が発生し(再工事や代替品手配等により)最終的に工事費が膨らんでしまいます。
⑤ 建設需要の増加(再開発・データセンター・半導体工場などにより供給不足)
施工業者の選別受注が進んでおり、工事の見積単価の上昇が常態化しています。
※上記の要因が重なり、現在も建設設備の原価は上昇し続けています。
【現場で起きている具体的な影響】
見積価格の上昇、人手不足や部品調達の遅れによるプロジェクトの大幅な遅延や凍結など。
【今後の見通し】
国際情勢や輸送コストなどから、現在のところ短期での値下がりは見込まれていません。
特に建物設備は「鉄」「銅」「樹脂」「半導体部品」の影響を強く受けるために、今後も価格高騰や部品調達の遅れは続くでしょう。
【これからの対策として】
城南サービスでは、早めの対策を行っています。
現在は部品などの確保が困難なため、発注するタイミングが非常に重要になってきています。
少しでも早期に発注することで影響を最小限に抑え、コスト抑制策にもなりますので(複数メーカーで競争環境を作れるように)お客様には早期に計画を立てることや、前倒し発注をお勧めしています。老朽化した設備などを含め気になることが御座いましたら、お早めにご相談ください。